今回は情報セキュリティマネジメントの紹介と、筆者が独学で合格するまでの実体験をもとにロードマップを紹介する。
先日合格し、賞状が届きました!やったー!
情報セキュリティマネジメント試験とは?
情報セキュリティマネジメントとは一言でいうなら情報を守る取り組みのことである。
もう少し具体的に言うならば、日進月歩の情報技術に対応し、会社やお客様の大切な財産である情報を内外の悪意やミスから守るための様々な取り組みだ。
そのための基本的なスキルを身に着けることがこの試験の目的となっている。
なお、情報セキュリティマネジメント試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって運用されており、国家資格である。
どういった人が受験対象?
IPAのサイトによると、下記のような方が受験することを想定しているようだ。もちろん特に前提となる受験資格はないため当てはまらない方も受験することができる。
業務で個人情報を取り扱う全ての方
業務部門・管理部門で情報管理を担当する全ての方
外部委託先に対する情報セキュリティ評価・確認を行う全ての方
情報セキュリティ管理の知識・スキルを身に付けたい全ての方
iパス(ITパスポート試験)合格から、さらにステップアップしたい全ての方
https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/about.html
ITの業務知識があると若干有利ですが、他業種の方や学生さんなど誰でも勉強すれば充分合格できる試験です。
合格までのロードマップをご紹介しますので参考にしてみてください。
合格までのロードマップ
必要な期間
1日にかける時間や前提知識など人によって必要な期間は異なるが1~3か月程度が目安。
勉強の手順
- ざっと書籍で網羅的な知識を身に着ける。
- 午前問題対策をする。
- 午後問題対策をする。
※手順1は書籍を読み込む、手順2は後述するサイトでクイズ形式で学習を繰り返す方法となるため手順1と手順2はある程度並行で学習してもよい。方法3については少なくとも方法1を1周りしてから実施することをお勧めする。
方法1 ざっと書籍で網羅的な知識を身に着ける。
独学での学習となるため、本を買って一通りの知識を読んでいくことをお勧めする。
筆者は下記の出版社のものを購入して学習した。
(この書籍は方法2、方法3でも使用する。)
情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集 2022年版 (EXAMPRESS) [ 橋本 祐史 ]価格:1,958円 (2022/2/10 03:10時点) 感想(0件) |
本を読んでも難解だと思う個所は下記サイトやその他検索によって優しくかみ砕いたものを読み、理屈を理解するとよい。筆者は丸暗記が大の苦手であるため少々時間がかかっても理解しながら進めることが効率の良いインプットだと考えている。
また、資格の取得だけでなく知識の習得という意味でも大変有意義と言えるだろう。
方法2 午前問題対策をする。
午前問題は、知識を問われる選択式の問題となっている。
方法1で紹介した書籍にも練習問題はあるが、特に下記サイトはクイズ形式で手軽に学習を進めることが出来るためお勧めだ。
言わば模擬試験ではあるが点数が出るためを現状の実力を試すことが出来る。
また、午前試験と同じ50問での採点だけでなく、半分の25問で挑戦することもできる。空き時間を見つけて気軽に挑戦を繰り返すと良いだろう。
方法3 午後問題対策をする。
午後問題も選択式とはいえ、考える力を問われる問題となっている。
考えるといっても制限時間はあるのだが、対策を行えば恐れる必要はない。
方法1で推奨した書籍には過去問題やその解説がある、これを繰り返し学習すれば良い。
また、午後問題は知識が土台となるため方法1や方法2に立ち返ってみるのも良いだろう。
最後に
受験の申し込みは下記IPAのサイトから行える。
サイトをよく読み、学習の成果を存分に発揮できるよう備えて欲しい。
皆さんの合格をお祈りします。頑張りましょう。